生の歴史を知る
少し前ですが、90歳の女性とお話する機会がありました。
徳島出身ですが、戦時下に「勤労動員」として東京の工場で働いたとのこと。15歳前後のときですね。
勤労動員=労働力不足を補うため、中学生や女学生、未婚の女性が軍需工場などで働かせられたこと
学徒出陣=徴兵を猶予されていた文科系の大学生などが軍隊に召集されること
これらの用語、歴史の授業などで話をしますが、この女性のお話はまさに「生きた歴史」ですよね。
↓↓↓岩出・紀の川地区で採用されている東京書籍の歴史教科書に記載されている戦時下に関するページです。左側は勤労動員の女学生です。
この女性、鉄砲の弾を作っていたそうですが「こんな弾、役にたつんかいな?」と思いながら作っていたとのことです。
何気ない言葉かもしれませんが、戦争を知るうえでも重い言葉だと思います。
今はイベント等は控えないといけませんが、すべてが正常に戻ったときには机の上以外で学べる勉強もしていきたいと願っています。
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